elementary OSのインストール
MacBook Pro 2009年モデルがAppleサポートが終了して、10.10でずっと使ってきたけれど、色々とアプリが対応してくれなくなりLinuxマシンに置き換えることにしました。と言ってもメインのMacは別にあってこれは完全サブ機、というか子供のおもちゃ。Mincraftを動かしているくらい。非常に重いですが。。 elementary OSは以前から気になっていたのですが、コレが動きそうなスペックのPC/Macがなく、Xfce系の軽快なウィンドウマネージャーを利用していて、今回のインストールが初めてです。 Macを意識しているような感じがありますが、きっとMacに入れるとなると色々とこけることになると思うので自分の忘備録として記事化しておきます。誰かの役に立てば幸いです。
インストール環境
ハードウェア: MacBook Pro
- CPU: Core™2 Duo CPU P8800 @2.66GHz
- GraphicCard: GeForce 9600M GT/PCIe/SSE2
- Memory: 8GB
- Drive: SSD 256GB
Boot CD/DVD/USBでインストール中に固まる
色々なサイトにかかれているけれど、elementary OS 6.1のインストーラーは日本語でインストールすると途中で止まる。英語でインストールすると問題ない、と言うのが解決方法。それに倣うとうまくいきました!(後から日本語にできます!!)
nvidiaのグラフィックボードのドライバーパッチ
ubuntuでも同じですが、古いMacに載っているグラフィックボードがついにnvidiaのサポート外に。Appleからサポート外になったので、elementary OSにしてみるか、思ったのにコレでは…と思いましたが、有志がいました。オープンソース、すばらしい。パッチが出ています。やり方は↓
https://www.if-not-true-then-false.com/2020/inttf-nvidia-patcher/
動画まであります。操作中に出てくるスクリプトがドライバーのダウンロードからパッチまですべて対応してくれます。なんと素晴らしい!
これで「NVIDIA-Linux-x86_64-340.108-patched-kernel-5.16.run」みたいなのができます。私の環境では340ですが、ボードの種類によってここの値は違います。これに実行権与えて実行するだけ…
chmod +x NVIDIA-Linux-x86_64-340.108-patched-kernel-5.16.run
からの
sudo ./NVIDIA-Linux-x86_64-340.108-patched-kernel-5.16.run
…ではなかった。GUIで作業していてはこのコマンドの途中でnvideaのインストーラから怒られます。CUIにしてから実行する必要があります。そらそーですね。
次の起動からCUIにする場合は↓
sudo systemctl set-default multi-user.target
これでリブートしたら、CUIになるはずです。なった後に戻しかた忘れると大変なので、Homeディレクトリにmemo.txtなんかで↓を保存しておくと幸せかもしれません…
#GUIの無効化=CUIの有効化には,以下のコマンドを実行する。
sudo systemctl set-default multi-user.target
#GUIの有効化=CUIの無効化には,以下のコマンドを実行する。
sudo systemctl set-default graphical.target
CUIから上のrunプログラムを叩くとインストール出きると思います。基本的にはRecommendedを選べば問題ないですが、もしかするとKernelをビルドしたときのgccと今回のビルド時のgccのバージョンが違う、と警告が出るかもしれません。ここは私はそのまま「やっていることを理解した上で続ける」的な選択肢を選びました。これで動いています。ダメだったらXが上がらないかもしれません。自己責任で。。。インストールできたらGUIに戻すコマンド叩いてリブートです。nVIDIAのスプラッシュが出たらほっとしますね。これでサクサクです。
Macがブートするディスクを認識してくれない
Linuxのインストール完了して、ブートディスク抜いて再起動するとグレー一色のまま。。
これはIntel MacでシングルブートでLinuxインストールすると必ずなるのではないでしょうか?HFS+でディスクのパーティション切ってくれるDistributionは出てくれないですかね。。自分でスクリプト書いて設定ディスクみたいなの作れればいいのですが,余裕もなく。。需要も怪しいもんですね、なので手作業です。
現状確認(elementary OSインストール後)
SSDのファイルシステムを見てみましょう。
$ sudo parted /dev/sda
(parted) p
モデル: ATA SPCC Solid State (scsi)
ディスク /dev/sda: 256GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 2097kB 1302MB 1300MB primary ext4 boot
2 1302MB 256GB 255GB primary
日本語環境 (親指シフト)
私は入社してから、親指シフトに切り替えました。仕様書をガリガリ書いていたら日本語で打ちたいのになぜかローマ字で脳内変換して入力するよく分からないモヤモヤでずっーと引っかかったのが、やっぱ「かな打ちになるか。。。」と思いたち、ちょうど読んでいた勝間さんの本に親指シフトの話がでていて、そういえばこんなワープロあったな、と思いそれ以来これに落ち着いています。毎回環境構築が面倒ですが、それでもやめてません。会議室の備え付けの使わなければならないときにはかなり遅くなりますが、やめてません。まだまだ戦います。笑 日本語をそのまま打てるのってやっぱりいいですね。アルファベットをタイプしているときに何かスムーズな感じがするのはコレが理由だと思います。無駄な変換がないんです。子供にやらせるべきかどうか、未だに悩んでいます。。。話がそれました。
elementary OSの日本語環境
ibus-mozcが標準みたいです。当然親指シフトサポートされていません。これやめてfcitx-anthyにする方が多いですが、elementary OSはubuntuのカスタマイズOSのようなので入力系の設定がibus前提でできていますので、そのままibusを使った方がいいかと思います。ibus-anthyも追加することができます。 システム設定からキーボードの設定をタップします。
↑の絵ではすでにAnthy入っていますが、デフォルトでは入っていないはずです。
- 左下の+ボタンを押して「一覧にないエンジンをインストール」をクリック。
- 検索バーにanthyと入力
すると「日本語 - Anthy」という項目がでできます。エンジンを追加ボタンを押して追加しましょう。 - もう一度左下の+ボタンを押します。その後に「日本語 - Anthy」のアイテムを今度は選べるはずです。追加しましょう。これで大丈夫ですね。キーのカスタマイズもGUIでできますので色々といじってみてください!
Zshに変更する
2003年にGentooにハマって以来、ずっとzsh。とりあえず変更しておきます。
username@MacBookPro:~$ chsh
パスワード:
username のログインシェルを変更中
新しい値を入力してください。標準設定値を使うならリターンを押してください
ログインシェル [/bin/bash]: /bin/zsh
powerlevel10k
powerlevel10kをインストールしてターミナルの環境を整えます。 ↑のリンクの通りにインストールすれば大丈夫です。が、指示どおりのフォントを設定したいのですが、elementaryのターミナルのフォントは何処で管理されているんだ? → 単純にdconfでした。(Gnome3系みたいですね。) というわけで、インストール。
$ sudo apt install dconf-editor
その後に
$ dconf-editor
としてエディターを立ち上げましょう。下のように展開していってください。
io > elementary > terminal > setting > font
これで目当ての設定にたどり着きました。公式サイトの通り「MesloLGS NF」フォントにします。↓のように「デフォルト値を使用する」スイッチを向こうにしてカスタム値を入力しましょう。名前の後ろにスペース入れてフォントサイズを入力します。
すると、すると、powerlevel10k設定する時にきちんと見えます、正しいフォントが!
ダイアモンドがでましたね。アイコンたくさんモードにすると、elementary OSのアイコンがでました!これも登録されているんですね!!
小さくて見えませんね。。おうちのマークの左の丸いのです!
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